あれは卒業式だった

はじめの記事は何を書こうかな、と悩んだところで。
今週のお題「卒業」、ということらしい。



学校を卒業する以外に、
人生には何かを卒業する瞬間があるのです。

例えば、インディーズバンドを追っていたとき。
「メジャーデビュー決定?おめでとう!サヨナラ!」とか。

例えば、ジャニーズJrを追っていたとき。
「握手会で握手したら気が済んだわ!サヨナラ」とか。

他にもいろいろな卒業は経験してきたのですが、
個人的にいちばんインパクトあった卒業は。
「昔、病むほど好きで好きで仕方ない人がいて、
別れたあとも数年引きずっていて、
住んでいた場所や会社まで思い出せるし、
デートしたお店も覚えているのに、
ある日、その人の名前を覚えていないことに気づいた瞬間。」
かな。

本当に。
なんで忘れたんだと呆れるくらいに、
きれいに名前だけ忘れてしまって。
卒業というよりは、一種の現実逃避というか、自己防衛的なものでしょうか。